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コラム

国内金融資産残高1809兆円!?

1809兆円!多額過ぎて、もはや想像ができない額ですね。

実はこの数字、日本銀行が発表した2016年度末の家計金融資産残高です。

しかも、この残高の半分ほどが「現金や預貯金」によるものだそうです。

ちなみに日本の「現金や預貯金」は、イギリスの約2倍で、アメリカと比べた場合ではなんと約3倍にもなります。

 

アメリカの3倍!! 

何故これだけの「現金や預貯金」の差があるのか?

アメリカの場合で見ると、株式や投資信託といった「投資」に資産を使っているのです。

例えば、株式や出資金の割合は日本の約3.5倍、投資信託は約2倍、債券は約5倍と、積極的に「投資」を行っていることが、数字からも感じ取られます。

リスクを許容し、投資の成果に期待するアメリカに対して、確実性に重点を置き資産を守る考えの日本。

 

・なぜ日本とアメリカやイギリスとは、こんなにも考え方の差が生まれたのでしょう。

 

理由としては、教育の違いです。

アメリカでは、幼いころから家庭や学校で、投資についての教育がされるそうです。

日本の学校で投資教育を受けたという方、いらっしゃいますでしょうか?

教育により、投資に対する考え方の違いが生まれます。投資について日本では、自分の為の「利益」という考え方が大きいですが、アメリカの考え方は投資相手(企業や国など)を「援助」する行為で、援助したお返しとして利益の一部をリターンしてもらう。と言うのが一般的な考え方なのです。

「教育」と投資に対する「姿勢」がこの大きな差を作り上げているのではないでしょうか。

更に、日本においては投資の成功談を聞く機会が少なく、その上、バブル時代の華やかな景気の後、崩壊後の不景気も経験しているため、投資を行うことに対してイメージが悪く、「投資=投機」のような固定概念があることも理由ではないでしょうか。

「いい大学に入って、大企業に勤める」そして真面目に働き続ける。これが日本の教育です。

ですが、時代は流れています。

最近では、年金制度さえも将来的になくなってしまうかもしれないと言われています。

資産は持っているだけでは、増えません。それに年金制度がなくなれば、資産は自分で増やしていかなければならない時代がやってきます。

これまでの考え方を改め直す必要があるかもしれませんね。

 

将来に見る資産額

 

では、現状のままの「投資」比率で将来はどうなるのでしょうか?

このグラフ、金融庁が作成したグラフなのですが、見て頂けると一目瞭然です。

20年後の資産額の倍率を比べれば、アメリカやイギリスは3倍近くになりますが、日本は1、5倍程度にとどまっています。

実際に資産運用を行うと、これだけの差が生まれることが分かります。

しかし、日本では真面目に仕事をして収入を得ることを尊ぶ傾向がり、反対に投資で収入を得ることにまだまだ馴染みがありません。それに30代~40代の若い世代は、収入の大半を住宅ローンの返済や教育資金に回し、投資は二の次。という方が多いのが現状です。

投資をしたいのは山々なんだけど・・・そんな方も多いと思います。

最近では、個人で年金を積み立てる「個人型確定拠出年金」や少額で始められる投資も多くなってきています。少しずつではありますが、投資が身近に感じられるようになってきました。

金融資産といっても株だけではありません。不動産やビジネス投資、社債やソーシャルトレーディング、今だったら仮想通貨なんかもあります。

もちろん投資にはリスクもありますが、アメリカやイギリスのように子供のころから、投資についての教育をしてもらえる制度が整ったり、投資についてのイメージが良くなれば、安心して投資を行えたり、投資に対してのイメージも良くなっていくかもしれません。

アメリカやイギリスのように、日本も投資が身近になり、みんなが安心して資産運用できる時代が来ることで、更なる日本の経済成長に繋がるでしょう。

 

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