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コラム

コロナの影響!?VR内見は浸透していくのか。

 

いまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルスにより、多くの業界・企業がダメージを受けています。そんな状況下で、逆に勢いに乗る業界もあります。その一つが「VR業界」です。

VRとは、「Virtual Reality(仮想現実)」であり、今までのVR市場は、主にゲームやエンターテイメントの分野が牽引してきました。しかし、緊急事態宣言による外出自粛要請なども影響し、「教育」「職業訓練」「医療」など様々な分野で活用されるようになっています。不動産業界も例外ではなく、賃貸物件、分譲物件の「VR内見」が浸透してきました。

今回はこの「VR内見」とはどのようなものなのか、そして今後の展開などについて考えていきます。

 

メリット

 

VR内見のメリットは、なんといっても自宅または不動産屋に居ながら、360度グルグルと好きな方向を見回すことができ、まるでお部屋にいるかの様な臨場感ある体験ができることです。これにより、実際に内見できない時間帯などでも、都合の良いタイミングで見ることができます。

 

遠方へお引越しされる方もわざわざ現地に行かずにすんだり、複数のお部屋を見に行く際にも移動時間を節約でき効率的です。

 

さらに、実際に内見する物件の絞り込みにも効果的です。気になるお部屋がある場合、VR内見だと気軽に見ることができるので、実際に内見するまでに自分の希望を明確にイメージしやすくなり、本当に見たい物件だけを選定できます。

 

また、複数のお部屋を見に行くと、「あのお部屋はどうだったかな?」や「あのお部屋のあそこはどんな感じかな?」というように記憶が曖昧になってしまうこともあるかと思います。しかし、このような場合でも、もう一度現地へ出向くことなく確認することが出来ます。

 

デメリット

 

反対に、デメリットとして考えられることは、ある程度まで内見することはできますが、100%ではないという点があげられます。VRでは、お部屋の隅から隅まで全てを確認することは難しいので、細かな部分は見落としてしまいやすくなります。

例えば、フローリングなどのお部屋の傷、備え受けの設備・扉の開け閉めの不具合、日当たりなどに関しては、VRでは分かりづらいです。

 

また、実際に内見をしなかった場合の懸念点ですが、共有部分、周辺環境までのことは分からないという点です。

「集合ポストがチラシであふれている」「駅近だけど急な坂道がある」「外灯が少なく暗い」などというようなことは、実際に足を運ばなければ気付けないことです。

 

 

 

今後の展開

 

最近急速に普及してきたVR内見に代表されるように、不動産業界は益々VR技術を導入していくことが考えられます。

今後さらにVR技術が進化していけば、VR内見のみでお部屋を決めても問題はないかもしれません。新築の分譲物件や賃貸仲介であれば保証される事項も多いので良いかもしれませんが、現状のメリット・デメリットから考えると、実際の内見をせずに新築でない物件を購入、賃貸すると、入居後のトラブルにつながる可能性が高いと思われます。

したがって、一番良いと思われる方法は、VR内見である程度物件を絞ってから実際の内見に行き、VRでは分からなかったところを確認する、というのが一番効率良くお部屋を選定することができるのではないでしょうか。

 

このVR内見が浸透することによって、消費者は無駄にかかる時間や労力が削減できるようになるかもしれないので、メリットのあるサービスであると言えるでしょう。

コロナ禍により人々の生活様式も変化してきているなか、必要とされているものをいち早くキャッチし、新しいシステムや技術を取り入れていくことが、今後の不動産業界に益々求められていくかもしれません。

 

 

 

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