サブリース契約とは
近頃よく耳にするサブリース契約(転貸借契約)についてどのような仕組なのかご存知でしょうか。
不動産投資をする上で必ずと言っていいほど使われるワードですが、その言葉には安心・安全という意味だけでなく、隠れた不安要素も存在します。
それは、不動産投資において最大のリスクともいえるのが『空室のリスク』だからです。
ローンを利用して購入することが多い不動産投資は、家賃収入を見越して月々の収支を算出します。ローンの支払いはもちろん、管理費、修繕金、管理委託手数料などかかるコストはすべて家賃収入から支払います。物件によって持ち出しのある場合もありますが、多くの場合は月々数千円プラスの収支から数千円のマイナス収支に収まります。
つまり、家賃収入がなくなると毎月の支払いが丸々負担となり、家計にも大きな影響を及ぼしてしまいます。その事態を未然に防げる仕組みがサブリース契約となり、不動産投資を検討している方からすると購入決断の重要事項となります。
この安心安全のサブリース契約が結果的にトラブルになり、度々世間のニュースでも取りざたされています。
そこで、今回はサブリース契約の注意点を見ていきましょう!
■サブリース契約をする上で気をつけておくポイント
1つ目 契約期間、期間満了後の見直しについて
長期間で契約されることが多く、更新についてあまり気にしない方が多いかもしれません。
更新時にはガクッと下がってしまう契約もあるので注意して確認しておきましょう。
2つ目 サブリース契約賃料が相場通りなのか?
これは利回りを優先したり、業者が売買価格を高く設定していた場合に気をつけるべきポイントです。相場以上を保証することで購入意欲を促進させることに繋がるからです。
この結果、業者の経営不振などで保証契約が終わってしまうと、支払いが困難になってしまう場合があります。
3つ目 販売会社、管理会社が信用できるかどうか。
これはサブリース契約以外にも言えることですが、不動産投資において管理=資産価値の維持向上と言えるくらい管理会社の業務内容は重要になってきます。
規模が大きいとか小さいとかではなく、一軒一軒適切にかつ迅速な対応をすることで入居者の満足度を向上させ、その結果空室率が削減することに繋がります。
サブリース契約自体は、不動産投資をする方からするとリスク軽減につながる良い方法だと思います。しかし、その本質(契約内容)を知らないまま購入を決断すると、投資失敗の現認になる可能性もあるということを覚えておきましょう。
また、管理会社にお困りの方はお気軽にご相談ください。