しつこく届く営業の手紙の意味
不動産会社から「物件を売りませんか?」「高く買い取ります!」という内容の営業の手紙が届いたことはありませんか?なぜ不動産を所有していることを知っているのか、なぜ名前と住所を知っているのか、疑問に思ったことがあるかと思います。今回は、なぜ不動産会社はしつこく営業の手紙を送ってくるのか、その理由をお伝えしていきます。
手紙を送ってくる理由と個人情報はどこから知られているのか?
結論からいいますと、不動産会社は物件を仲介、もしくは転売して利益を得たいからです。
物件を一件ずつ訪問するのは時間がかかるため、手紙を送って一気に営業します。
不動産会社が物件所有者の名前と住所を知る方法は、まず購入したい地番を調べます。その地番をもとに法務局で検索をかけると、誰でも簡単に謄本を出すことができます。謄本には所有者名と住所が載っているため、連絡を取るための手段として不動産会社は営業の手紙を送ってくるのです。謄本の情報を隠すことはできないので、手紙が来るのは諦めるしかありません。謄本に電話番号は載っていないため、もし電話がかかってきた場合は個人情報の漏洩の可能性があります。
実際に送られてきたときの対処法
では、実際に手紙が送られてきた時はどのように対処すればよいのでしょうか?
売るつもりがないのなら、無視をするのが一番です。もし連絡をしてしまったら、売却の可能性のあるお客として、今後複数回営業をされることになります。
売却を検討している場合は、信頼している不動産会社にお願いするのが一番です。もしそのようなパートナーがいない場合は、不動産会社のことをよく調べてから検討されるのをおすすめしますが、まずは自ら知識をたくわえる必要性が出てきます。
まとめ
今回は不動産会社から手紙が送られてくる件についてお伝えしましたが、手紙の住所は合法的な手段で取得されています。不動産オーナーの皆さんに手当たり次第に送っているだけなので、その点についてはご安心ください。もし度を越した営業をかけられた場合は、禁止されている行為にあたるので、国・都道府県の監督官庁に相談しましょう。